2月2日 フィッシングショーOSAKA

今年のフィッシングショーOSAKAは2月2,3日の開催です。
岡山から大阪というと結構遠いし、2月第1日曜日は東備地区サーフの初釣り大会と決まってますので、今まで興味はあったのですが行き難い状況でした。

今年はたまたま2月1、2日と福井方面で泊まりの出張が入ったので帰りに寄り道。
出張先はT○Y○B○で○イニー○というPEラインの原糸を生産している工場と仕事も釣り関係。「サンプルもらえません?」とお願いしてみましたが、「編みつけなんかの加工はお客さんがしているので、持って帰っても釣り糸にはならんよ」と断られました。

会場のインテックス大阪は新大阪から電車を乗り継ぎ約40分。ニュートラム内では中ふ頭駅が近づくと「フィッシングショーにお越しの方はここでお降り下さい。」とアナウンスも。
自然にインテックス大阪の方に人も流れるので、迷うことなく会場着。
まずは11時からダイワブースでレインボーキャスターズのドン会長のトークショーに。
一般の方に混じって岡○さんとか○下さんとかレインボー軍団の方が見えますが大盛況。(ダイワの担当の方も結構な人気ですねとニコニコ)

キス釣り中心のお話でしたが、注目のトーナメントサーフZ45(以下TSZ45)。これは無茶軽いで〜グレープフルーツよりも軽い。軽いと疲れんし、スイングスピードもアップし、大きなアドバンテージやと紹介。大会でのコツなんてのもトークされていたようですが失念。

質問をすると記念品をプレゼントしますとのことで質問殺到。以前から思ってた、「タイドサーフQDは若干、巻上げ速度が上がったけど、もっと巻上げ速度を上げてもらわんと掛け上がりをかわせません。」と要望を。ドンさんも「瀬戸内じゃ40cmや50cmなんてアイナメいないから、トルクもそんなに要らんわね。開発担当に良く言っておくわ。」とお答えいただきました。


次いで展示のトーナメントサーフTUとキャスティズムをチェックしていると後ろに渡辺祐司さんを発見。TUのご紹介をいただきます。注目はリールシートの一体化とSVF材の採用。7点ガイド化は要らんと思うんですが・・・
渡辺さんのコメントでは、「トーナメントサーフTは35号使ってたけど、TUは30号でほとんどカバーできる。」と。軽く振ってみると30号の張りはすばらしく、納得。
一方、27号は結構軟調子に仕上げられてます。今回は25号もありますが、コレはベロンベロンで磯投げはちょっと無理かな。
「トーナメントサーフTは細くて、ちょっと頼りないイメージがあったけど、このリールシートだとグリップも良くて安心。エエよ。前進機構もついて固定もバッチリ。」とも。
当然、並継竿にも展開されるんでしょうが、リールシートのストリップは無くなるのかな?

キャスティズムは15号とか20号もラインナップ。面白そうだけどリールシートの位置が投げとしてはローシートで・・・

12時からは渡辺さんのトークショーです。
トーナメントサーフTUの紹介では27号が結構オススメだと。撮影なんかで一日走り回ると固めの竿だとヘトヘト。大物投げ釣りでも軽さと軽く振って距離が出ることは重要ですと強調されてました。あと投げのカワハギ釣りとか甲イカ釣りの紹介や餌の節約法なども紹介されてました。

渡辺さんには率直に「ズルズルのドラグフリーで釣ってると魚の掛かりが悪いような気がするんですけど?」と質問。「大物釣りの時は、ちょっとテンションを残して、魚が引くと重く回るぐらいの方がいいよ。」とアドバイスをいただきました。

質問をしたら、HydroMax(PEライン)の1号200mをいただきました。
これはドンさんじゃなくて、ダイワのおねいさん
トーナメントサーフTUのリールシート。一見磯竿と見間違うような形状。
TUでは25号もラインナップ。軽く揺さぶっただけですがベロンベロンでした。
ザ・フィッシングでおなじみ渡辺祐司さん
一通りリール類を観察し巻き心地などをチェック。

さすがにTSZ45は皆さん注目で、手にとっては「軽いわ。欲しいわ。」と。
全サの兵庫協会長さんが来られて担当者の方とお話しされていたので聞き耳を立てていると、カタログ値は360gですが実際は355gで仕上がってます。ハンドルをショート化すればまだ落とせますが、ハンドルの長さは巻き上げ力とのバランスなんで、他の細部でもうちょっと詰めますと。
トータルで考えればローギアタイプはショートハンドルでもいいのかも。

技術屋としてうれしいのは、ローターに新素材を投入して軽量化していること。ローターというとちょっとニュアンスは違うけどエンジンで言えばフライホイールのようなもの。巻き心地を考えれば無理に軽量化する必要は無いかと思いますが、レスポンスというかリールさびきでの感度に好影響が出ると思います。(勝手な想像ですが)

軽量化の結果、孔だらけなんで砂の進入が心配でしたが、シールを強化してウォッシャブルにしてますとの説明。でもなんでラインローラーにジルコニアなんだろう?SiCで充分のような気が・・・

詳細は「いわつりかい」さんのHPからどうぞ。

大物系リールはやや控えめにタイドサーフQD(以下TS−QD)が展示されてました。パワーサーフQD(以下PS−QD)に比べ、若干軽くなり、ギア比も3.9→4.1高速化。ちょっと見、PS−QDをリアルフォー化しただけのようですが、ボディー形状は全く異なり、左右非対称で薄型化されてます。
エアベールも採用されていてこれは買いですね。PS−QDのスプールと互換性ありとのことですので手持ちのスプールもムダになりません。
注目のトーナメントサーフZ45いわつり会の大野さんの話ではあのリールともスプールの互換性あり、強度も抜群。大物釣りでもOKですよと薦められましたが、並べるには価格が・・・
見学者はキス師ばかり?あまり注目されていないようでしたが、完成度高し。


続いてシマノブースに。
注目は、横山さんと日置さんが張り付いているリールのキススペMG。竿の黄色竿(スピンパワーの短尺版)。それとクーラーのフィクセルサーフ。
キススペMGは、ベール付きで400gを切る390gですが、Z45の後ではちょっとインパクトが。

巻き心地はさすがシマノ。
サウスポー用の半時計周りが復活。

黄色竿は色で手にする気になれず。
キススペMgです。キススペなのに白じゃない?
キススペとスピンが展示されてました。
次いでフィクセルサーフを重点的に観察。

本体は先行発売のフィクセル30Lと同じ開け方。投入口もついてます。容量は9Lで、保冷力の差で、キススペとコンペティションの2種。

サイドボックスについて担当の方にお聞きすると、サイドボックスが脱落するとの意見が多いのでネジ止めにしてますと。「横開きで横山さんのOKでました?」と聞くと「OKを頂いてます。」と。

サイドボックスの中は内箱で上下2段仕切られてます。下にスプールを入れて、上に仕掛けなんかを入れると使いやすそう(展示は上にスプールケースが乗ってましたが)。でも蓋は樹脂フックのみで普通に蓋を落とすと正規の位置に入らずロック不良に。これは発売までに改良が必要でしょう。


日置さんより小物について説明を受けます。餌箱も改良してコンペになってますよと。仕切りが固定になり、前側の傾斜が緩くなり餌が取り出し易そう。クーラーが複数あるから、エサ箱の受けパーツが欲しくて、シマノのエサ箱ばっかり買ってますでというと笑ってました。
新型の吸盤タイプのエサ箱受けはパーツのみでも販売されるそうです。
(あとでカタログを見ると、この餌箱にはサンドポールに取り付けられる、ホルダーパーツが付いてません。結局旧型も買い足しておかないと・・・)


ロッドホルダーも取り付け方法が変更。ガタツキを無くすために上下2点で固定するタイプになってます。これも吸盤タイプの受け部品が付いてます。真空パネルだとビス止め出来ないからとのことですが、クーラー面に傷がいったらくっつかないような気が。
シンカーホルダーや、キス受けのバッカンも付属。

このバッカンは氷を下に置くとどうなるのか?移動時にズレないのか?いまいち使い方がピンとこず。
↑サイドボックは上下2段 ↓餌箱はコンペにモデルチェンジ
↓天秤ホルダーです。 アレ?クラー本体の写真が・・・

ついで、ささめ針ブースで中本嗣通さんのトーク。投げのカワハギ釣りの紹介と投げ用針、仕掛けの紹介。力を入れて説明されていたのは、モトス専用のナイロンライン(3色)。
ナイロンラインの方がフロロより劣ると思われているが、ほんまはナイロンの方が強度は強い。ボビン巻きじゃなくて高品質のナイロンを使ってや〜と強調されてました。

吸水率とか比重、耐フグ性(こんな言葉ありません)でナイロンとフロロは使いわけてますが、結束強度が気になるんで、これについて中本さんに質問すると、「ナイロンはナイロンです」と。さらに吸水率とかの話も突っ込みましたが、あまり書くと商売妨害になるのでここまで。

でも面白そうなんで「使ってみますわ。」と言うと「3つ(3色)買ってや。」と。関西人ですね。
あとは「ぎょぎょライト」で有名なルミカさん。竿先ライトが新型に。名称「ぎょぎょライトファイター」

取り付け穴の改良でサイズは2種に統合。竿を並べたときに見分けをつけたいとの要望に応えイエローとグリーンの2色バリエーションに。

形状もワイド形状でリール側を鋭角にして巻き付き防止も。

触ってみると硬いんで「どうやって折るんですか?」と聞くと「これはサンプルで実際には現行品と同じように改良します。」とのこと。

参考出品の帽子につけて使うキャップライトが注目を集めてました。
右が竿先になります。

富士工業のブースではエポキシコーティングの実演を見学。色々とコーティングに関する質問をさせていただき、すごく丁寧に説明いただきました。
アルコールランプは必需品と実感。買おっと。
ガイドの裏側にエポキシをまわすには、爪楊枝なんかで詰めるんじゃなくて、じっくりしみ込ますのが正しいそうです。
また、投げ竿ではリールシートのエポキシにクラックが入りやすいですが、クラックは厚塗りしても防げないそうです。投げ竿ではエポキシに対して負荷が高くて起こるものなのでしょうがない。ルアーロッドではガイド周りで起こるそうです。外れることはまず無いのでそのまま使っていいですよと説明を受けました。


マルキューブースではエド山口さんのトーク。 さて帰るかと思っているとバリバスのブースで児島玲子さんのトークが。


がまかつさんはキレイなおねいさんをそろえられてましたが、忙しくカタログ販売されていたので声を掛けられず。

道具フェチではないつもりですが、気づくと昼飯も食べず5時間が経っていましたとさ。
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