スーパー仕掛巻

キスの引き釣りでは、5本以上の針をつけた多点針仕掛けを使うことが多いですが、仕掛けをあらかじめ作り、仕掛巻に巻いて置かないととても釣りになりません。
仕掛巻には多くの種類がありますが、現時点で定番といえばのリンカ産業さんの「するするくん」でしょう。
巻き癖が付かず、多点針仕掛けでも名前の通り、するするとすばやく取り出せて便利です。

でも「するするくん」って一つが\700程度と少々お高いのと分厚いという問題があります。
自分の定番仕掛けを巻いて置くには良いのですが、いろいろな状況を想定して、針の種類や針本数、大きさ、針の間隔、ハリスやモトスの太さなんかを変えて持つと5巻ぐらいはすぐに必要になります。

で段々と「するするくん」がたまり、タックルケースは大きくなり、あまり使わない仕掛けは巻きっぱなしという悪循環が生まれます。

そこで株式会社ファジーさんの「スーパー仕掛巻」の登場です。以前から販売されてましたが、直径64mmのもののみで少々小さい感がありました。
サイズを大きくという要望が多かったようで07年の秋に中型(直径70mm)と大型(直径84mm)が追加発売されました。中2枚セットで定価¥500です。
左上はおなじみ「するするくん」のスリムタイプ、右上が「スーパー仕掛巻」の小、左下が中で右下が大です。

中型の方は「するするくん」とほぼ同じ直径で百均の綿棒ケースにぴったり。しかもプラスチック製なので仕掛けを巻いたまま丸洗い可能。「するするくん」のような針やハリス号数をメモする部分はないので、メモには耐水ラベルなどを使用するなど工夫が必要です。

「するするくん」は厚さ25mm、スリムタイプでも20mmあるので、綿棒ケースに3つしか入りませんが、「スーパー仕掛巻」(中型)は突起を含めて11mm。突起を除けば7mmですので重ねた厚みは(7n+4)mm+αで綿棒ケースに10枚入る計算(未確認)になります。
右の画像は「するするくん」×1、「スーパー仕掛巻」中×2、小×6を綿棒ケースに入れたところ。


「スーパー仕掛巻」は「するするくん」ほどスムースに取出しとは行きませんし、8本針仕掛けを4組巻こうとするとちょっと難しいです。
でも5本針以下の色々な仕掛けを3組づつセットしておき、状況に応じた仕掛けを選択しながらキスを拾っていくという使い方にはぴったりだと思います。
7種類の仕掛けを「するするくん」に巻くと左のようにちょっとしたタワーになります。

でも予備仕掛けは数が少なくても良いので、「スーパー仕掛巻」に巻いてやり、定番仕掛けのみ「するするくん」に巻いてやれば右のように約半分の体積で済みます。

このアドバンテージは大きいでしょ。


大型は大物釣りにも対応ということですので、手持ちの針で一番軸の長い18号の流線針で仕掛けを作り巻いてみましたが、取りあえず仕掛巻と干渉しないことは確認できました(一番上の画像参照)。
飾りをいっぱい付ける人には向かないかもしれませんが、2本針のカレイ仕掛けなんかを準備しておくには良いかもしれません。

私の場合、大物仕掛けは百均のジップつきビニール袋にメモ紙を仕切りに入れて、2組ごと収納してるんで使い道を考え中。


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