長物名人　；今回はどこに行きます？牛窓のマダイをまだ釣りあげてませんで。
ルアー名人；渡船王さんに”投げは釣れてないから来ん方がエエよ”って言われたでー。
　　　　　　今回は小豆島に行くで！新聞に２５〜３０ｃｍのキスが２０匹って書いとる。　　　　　　尺ギス釣って名人戦じゃ。ガハハ
　　　　　（今回の大会は、各部門の優勝者、準優勝者に秋の岡山協会名人戦への出場権
　　　　　　が与えられます。）
（長）　　；２５ｃｍなら２５〜３０ｃｍって書いてもウソじゃないですけど…
　　　　　　小豆島に尺ギスはおらんでしょ。この前の言葉を返しときますわ、
　　　　なに寝言を言うとんなら！

その後、チョン投げ師さんから電話が
（チ）；今回はどこ行くんなら？
（長）；（ル）さんは小豆島で尺ギス釣るって言ってますで。
（チ）；アハハ！じゃ僕も小豆島でマダイ釣るわ。９時半には迎えにいくわ。
（長）；いや、そんなに早よー行ってどーすんの？
（チ）；決まっとるがな、寝るんじゃ！
（長）；………

もうこの二人の言いなりですわ。でもほんまに釣るんですわ、この人達は。

そんなこんなで大会当日、（ル）さんの車にて、新岡山港１０時３０分発のフェリーで出発です。

まずは妙見崎（みょうけんざき）でマダイ狙いのチョン投げ師さんを降ろします。
ちょい沖にマダイ釣り船団があり、気分が盛り上がります。
（長）；僕もココでマダイ釣りますわ。
（ル）；アホ！お前はワシの運転手！

小豆島東側の浜を見学しながら坂手方面へ
釣り人は少ないし、あまり釣れていないよう…
一路、新聞の情報源　百万両釣具さんを目指します。
（長）；カーナビで場所を調べてください。
（ル）；どうやって使うんなら？
（長）；いや、あのー…　リモコンかして下さい。
（ル）；ナイ！
（長）；…………あのーコッチでエサと情報を仕入れるつもりで、エサはユムシ１０個と
　　　　チロリ千円しか持って来てないんですけど…

　　　　なんのためにナビが付いとんですか！

それらしきとこを回って見ますが、見当たりません。まあ何とかなるでしょ。

堀越の磯に降りてみると地元の方が帰り支度をしています。クーラーの中を見せていただくと20cm手前のキスが10匹程度。キスが釣れているのは間違いないようです。
地元の方が撤収され、大物ならもっと南側かなと話をしていると、さっきの方が捨てていったと思われるゴカイを潮溜まりに発見！

岩の間に逃げ込んだ貴重なエサを３０分かけて、丁寧に回収します。(T_T)

で別の岩場に釣場決定。
まだ１４時なので大会開始までは時間があります。岩場でエサ収集です。
カメノテ、ジンガサ、イガイの大き目のやつをナイフで片っ端から剥がしていきます。

で大会開始の１５時となり、釣りを開始すると、第１投目からアタってきます。イソベラが。

その後もイソベラ、イソベラ、イソベラ、イソベラ…
カメノテのむき身でもイソベラ。イガイは投げると飛んでってしまいます。ジンガサは何にもアタリません。

堀越の磯より大角鼻を望む　イソベラの巣ですかココは？

そうこうしていると、（チ）さんから電話が。
手尺で６５ｃｍはあるマダイが釣れたと。
クーラーに入らないので、飲み食いしてクーラーに空スペースを作ってるそうです。
６５ｃｍなら協会大会でも１０位以内でしょう。

イソベラを釣り切れない事に気が付いた（ル）さんが、こっちもキス釣るでと竿を持ってウロウロ始めました。

３０分ほどするとワカメ片手に（爆）、キスが釣れたわって、２２ｃｍぐらいある良型を持ってきます。

引越し開始！

一個所ネガカリが無いところを見つけたので、さびいて見るとナイロンラインなのにブルブルとアタリが！２０ｃｍオーバーのキスがポロポロと拾えます。そうこうしてると（ル）さんの置き竿に離れた場所からでもはっきりわかる明確なアタリで２８ｃｍの良型キス。縮まなければ、これも十分入賞サイズです。

１９時になり日も暮れ始めたので、マダイもいただいとくかと大物仕掛けに換えていきます。２本目の仕掛けを交換していると、さっき投げたばかりの１本目からジーーーとラインが出ていきます。

アワセのタイミングを取るため手持ちで待ちますがなかなか動きません、軽く聴いてみると、ゆっくりと竿を引き込んでいきます。
こりゃ良型と確信し、大あわせをくれるとグーンっと竿が大きく曲がります。
１回目の締め込みをかわし、リールを巻こうとするとフッと。痛恨のバラシです。(T_T)
道糸を換えるのを忘れてて、高切れさせてしまいました。

気を取り直し、撃ち返しをしようと竿を手に取ると海草でも絡んでいるのか重い。ヤレヤレと根にすれながら雑にリールを巻いていると、あと２０ｍってところで締め込みが。
アリャ魚？　で４５ｃｍのチヌを確保。うーん、運がよければ１０位前後？

もう１回同じような感触があったのですが、今度は力糸の太いとこから飛んでアウト。
この根は私の腕じゃ、ちょっとかわせません。

あとは尺ギスならぬ、２尺アナゴがポロポロと。
２２時頃からゴウゴウと風が強くなって来て、なんも釣れんので寝ることに。

で気がついたら４時でした。ちょっと寝すぎました。
順番に投げ込んでいると、また（チ）さんから電話が。
またマダイが釣れたと。今度のは尻尾の付け根までで６０ｃｍはあるとのこと。てことは７０ｃｍオーバー！　こりゃ３位に入るかも。

こっちもキスのサイズアップを狙い打ち返しますが、またしてもイソベラ、イソベラ。
移動して浜で引き釣りすることにし山登り開始。しかーし、思いのほか山登りがキツク、体力を使いきってしまいました。
引き釣り中止し、ちょっと早いですが（チ）さんを迎えに行き８時４５分発のフェリーにて岡山に。

検寸は玉野市の渋川（しぶかわ）にて１２時からです。

渋川海水浴場の駐車場に岡山協会員が集結！

黒潮サーフも検寸担当でしたので、手伝いながら周りの状況を観察していると７０ｃｍオーバーのマダイの姿は確認できません。
キスの方は２５ｃｍ超の良型が結構でているようですが、（ル）さんのキスがどこまで縮んでいるか。

クロダイは…　だめです。ざっと見ただけでも４５ｃｍオーバーが５匹は見えます。

尺ギスならぬ９寸５分ギス	協会長と目で通じ合った？（ル）さん

自己記録魚を大会で釣ってしまった（チ）さん	レジャーフィッシング誌の取材？次月号に掲載か？

で表彰式
キスベラの部　準優勝！　ルアー名人さん　　キス　２８．５ｃｍ。
マダイの部　　準優勝！　チョン投げ師さん　マダイ７８．８ｃｍ。

おちゃらけ釣行かと思ったら、ほんまに狙い通りの魚を釣って、ほんまに名人戦の出場権を獲得してしまいましたわ。
（管理人作のステッカーのご利益なのは言うまでも無いでしょう）

クロダイの部では８位まで５０ｃｍオーバー。で、どんどん読み上げられますが４０ｃｍ台後半から全然サイズが落ちてきません。
２０位までの表彰が終わり、管理人は飛び賞の２５位をいただきました。

倉敷ツロットサーフI部さんのマダイの部優勝魚82.3cm。シマノの35Lクーラーからはみ出してます。

釣果（７人で）
マダイ79cm,72cm　スズキ57cm　クロダイ45cm,43cm 他2匹　ウシノシタ33cm　
カンダイ34cm　カレイ29cm,22cm　キス28cm,24〜20cm12匹　20cm以下ポロポロ
その他にベラ　イシモチ　カサゴ　と大爆釣！

今回の教訓
　エサはちゃんと準備しましょう
　当たらぬなら　自力で確保　クーラーちゃん
（解説；くじ運が悪く、抽選賞品を当てられない人達が、たまたま賞品でクーラーをもらったことを実力と勘違いしていることを詠んだ句です。）