11月 13日 11月度例会(兼 全カレイ)

前々から話はあったのですが、会社の命により11月末から遠く遠くの海外に半年ほど行ってこいと。ろくに出発準備もできていないのに、果たして釣りに呆けていて良いのかと悩みつつ全カレイです。
まあ出発が延期になる可能性がないこともないので、取り合えず釣りに集中しましょう。

牛窓会場に向かっていると、あちこちに「エーゲ海フェスティバル」って看板が。
 長物名人 「石川ひとみさんが来るそうでっせ」
 ルアー名人「誰なら、そりゃ」
  (長) 「歌手ですがな、”まちぶせ”ぐらい知っとるでしょうに」
  (ル) 「なんなら そりゃ」
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黒潮メンバーは皆さん小豆島に行くとのことですが、どうも小豆島と相性が良くない管理人は、どこに行くか決まらないまま受付を済ませます。
防寒着のズボンを忘れてしまい、今日の気温では牛窓諸島に渡るにも耐えられそうにありません。地方からやりますかね。
出発時刻となり取り合えず、会場すぐ隣の牛窓漁連横に行ってみますが進入禁止。次いで1kmほど東へ走って黒波止は先客あり。

牛窓をあきらめて岡山方向に車を走らせ、宝伝(ほうでん)の波止も…先客あり。おまけに西宝伝の磯にまで先客が… 釣り場がありません。

この時間帯なら吉井川でスズキが出るかも。西岸の九蟠港は人が多いだろうから東岸へ。

全く実績のない正儀(まさぎ)で竿を出してみますが、浅いしエサも取られません。
エサも取られないまま6時に。どうしたもんだか。

このままじゃボーズっぽいので、前島行きのフェリーに乗るかと、再び牛窓へ。2番船には間に合いそうです。
フェリー乗り場に到着すると、前島長波止にはやはり先客が見えます。しかも波止には5m間隔で人が並んでいるようで入る場所は無さそうです。一番船に乗り損ねたらこれですか。
取り合えずで前島に渡って、東の波止に行ってみます。
先端に入りたいところですがこちらにも先客が。まずは中ほどで竿を出してみます。80mほど沖に本流が流れているようなので遠投してみますが浅いです。着水、即着底してます。しかも全然流れません。浅いのに表層だけ流れてる感じ。まあ9時頃が満潮なので、8時過ぎの転流に期待します。
小部の岩場より小部小島を望む モデルは撃ち返し中の野坂さん

底の状態を探りながら、撃ち返しているとチョン投げ師さんから電話が。
小豆島はエサ取りが激しくて釣りにならんと。波止の真ん中は浅いので付け根か、足元狙いの方が良いとアドバイスを受けます。
前島フェリー乗り場東の波止より牛窓を望む 波止が低いのでこんな三脚の立て方になります

早速、付け根側に移動してみますが、ココも浅い。遠近左右と探ってみても底に変化を見つけられません。まあ浅いし根掛かりもないので撃ち返しは楽です。ガンガン誘いながら撃ち返していると、クサフグの合間にマハゼとスズキ(セイゴ)が釣れました。

と、隣に入られているサグリの方がカワハギを釣りあげているのが見えます。仕掛入れをかき回してみると、早掛け針の仕掛けがあったので足元でカワハギを狙って見ますが、コッチにはフグが掛かってくるばかり。5匹ほどクサフグを釣ったところで投げに戻ります。しかし期待の8時を過ぎても、9時を過ぎても状況が変わりません。
検寸は14時からなので、13時半のフェリーに乗れば十分間に合います(前島〜牛窓 約6分)。
南側の磯に移動するか?あと3時間半。移動時間、磯への上り下りを考えると釣りの時間は3時間弱。エーイ行ってしまえと前島南側に向かいます。

下げ潮のポイントで、降りるのにさほど時間がかからない場所というと… 黒岩か方源太(ほうげんだ)。まず黒岩を覗きますがココも先客あり。今日はすごく人が多いです。

最後の望み、方源太の駐車場にも5台ほど車が止まってます。こりゃダメかと思いながら、手ぶらで降りて見ると方源太側にはフカセ師が3人ほど、花園側にはサグリをやられている方が4人ほど。

幸運なことに間の釣座は空いています。竿を出したことはないですが、ちょっと沖でいい感じに潮がヨレてます。

早速、荷物を運び第1投。

20カウントでやっと着底するほど深いです。3本出し終え探ってみると、手前の掛け上がりには若干根掛りがありますが、大したことはないので攻められそうです。

今回から愛用リールのパワーサーフQDはマシンカットハンドルにパワーアップしてます。
これ抜群。ハンドル形状のおかげかガタツキが減ったおかげかわかりませんが、巻き上げパワーがアップして、この水深でも撃ち返しが楽です。
撃ち返しているとゴンというアタリでアナゴ。さすがに水深があると明るい時間帯でもアナゴが食ってきます。
続けて2尺アナゴ、手前の掛け上がりに持たせかけてカサゴと狙い通り。
続いてコウジエサにアタリが。じっくり食わせますがこれはチャリコ。20cmほどのチャリコが丸セイゴ16号針にコウジ(豆コウジですが)を丸飲み。コウジ1匹\200也。

12時も過ぎ、そろそろデカイのが欲しいと思っているとコンコンとあたりが。竿を聴いてみると生体反応が。大きくアワセを入れるとゴンゴンと抵抗が感じられます。全開巻きーっと…底を切る前にバレました。カキ殻にでも触れたのでしょうか力糸の真ん中がスッパリと切れてます。良い手ごたえだったのに…。

アタリも止まり、1時が近くなってきたので片付けていると、最後の一本に生体反応が。
巻き上げていると天秤の後ろに平べったい魚が見えます。25cmほどですがまたまた最後の大逆転。Yes!カレイ!と小さく叫び、ガッツポーズ。

が、アリ?歯が見えてます。ヒラメ(ソゲ)でした。

会場へ向かうと「エーゲ海フェスティバル」の関係で警備員さんが増えてます。事情を説明し会場に到着。

車から降りると、遠くから石川ひとみさんの歌声が。ちょうど”まちぶせ”を歌われてます。以前と変わらぬ歌声に二十数年前を思い出します。

14時の検寸時刻になりますが皆さん魚を出しません。
   黒潮サーフ カード提出なし
   渚サーフ カード提出2枚
   佐伯サーフ カード提出1枚
   他のクラブも目ぼしい釣果なくそのまま帰宅するとの電話連絡が入ります。

牛窓会場のエントリーは30名弱でカード提出は3名だけでした。
こんな状況ですが、佐伯サーフの万代さんはスズキ、イシモチ他で他魚約10匹とみんなの魚を集めたかのような釣果。さすがです。
ニベ(イシモチ)Dランク 万代さんの釣果です。
ランク物のニベ、スズキ他で満タンのクーラー

一方、月例会の結果(1匹長寸のような成績ですが、異種2匹長寸の結果です。)
なんとわずか2cmの間に上位?5名がひしめく大混戦。

  優勝  正信さん     48.5cm 
  準優勝 長物名人     47.8cm 
  3位  チョン投げ師さん 47.6cm 
  4位  ルアー名人さん  47.3cm 
  5位  タケちゃん    46.6cm 
おまけに、この5名が出した魚は、マゴチ、キス、ヒラメ、マハゼ、エソ、マダイ×2、イシモチ、カワハギ、ベラと9種10匹。ほんま牛窓〜小豆島は魚種が豊富です。サイズは…ですが。

今年の黒潮サーフは、爆釣に次ぐ爆釣でどうなることかと思いましたが、やっと本来の姿
に戻ったようです。

主な釣果(8名で)
 マゴチ30cm ヒラメ27cm カワハギ24cm エソ24cm キス22〜18cm5匹 ベラ22〜18cm6匹
 マハゼ21cm以下ポロポロ イシモチ(シログチ)24cm以下ポロポロ
 マダイ24cm以下ポロポロ カサゴ21cm以下ポロポロ
今回の教訓
  「まちぶせ」だけじゃなくて「攻め」も重要(って釣ってませんが)
  秋は釣り場がな〜い

4時半出発 検寸14時〜14時30分
13日 中潮 干潮03:02 満潮09:10 干潮15:17(宇野港)

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