過去3年の初釣りは、大風、寒波、吹雪と大当たり続きでしたが、今年は穏やかな絶好の釣り日和。
気温は低いですが、風もほとんどなく、快晴の予報。 年末年始の大荒れの影響で、牛窓沖の海水温は12.5℃から10.5℃に急低下しており、水温低下による影響が気になるところですが、久々に人間さんには優しい初釣りです。 牛窓漁連桟橋に集まったメンバーは7人。新年のあいさつもそこそこに釣り談義をしていると月刊釣り画報の記者さん参上(月刊釣り情報が昨年春に誌名変更してます)。今日は取材釣行です。 釣れない時の黒潮頼みってとこでしょうか?(単にこの時期釣りに出る、物好きな投げ師はいないだけ) あまり誌面に登場していない人で、確実な釣果を出せる人???というリクエストでチョン投げ師さんと管理人が取材を受けることに。 実は管理人はサイズを言わなければ、○ボの経験はほとんどありません。(投げ釣りをさっさとあきらめて足元を探るからですが) 青島豪洞に行くつもりで準備していましたが、豪洞は何度か誌面に出ているので×、黄島ハトバナも同じく×・・・。と言われても二人が竿を出せて、この潮で記事になりそうな釣果が期待できるポイントはありませんで。 いつものことながら、あーでもないこーでもないと釣り場は決まらず。ひらめきで黄島中崎でも行ってみますかと(船長の渡船王さんは首をかしげてます)。 6時に出船。年末年始の冷え込みで釣りに行く人なんていないと聞いていましたが、天気予報を見てムズムズ?フカセ師の方が結構乗ってます。 黒潮メンバーは前島の小崎(ボート岩の東側)に梅さん。黄島の中崎に(チ)さんと管理人、助五郎に千松ちゃん。青島のゴロ石浜に中田さん、東端の頭(カシラ)にタケちゃん、豪洞にルアー名人さんが下りました。 10時が満潮なんで満ちの良い潮はもう済んでるので、ほとんどの人が満潮から納竿(13時)までの下げ潮狙い。 管理人は歩くのが面倒なので、西向きのコンクリート上に三脚を二つ構えようとすると、記者さんが「絵面が悪いんで一つの三脚は岩場にお願いします。」って・・・。一つだけ岩場に構えると大きく遠回りする必要があり釣りにならないので、ちょっと北の岩場に移動して三脚を二つ大きく離してセット。 (チ)さんは灯台を越え東向きに竿出しするそうですが、灯台まで上ったところで「ガラ藻まみれじゃ〜」と叫んでます。行って見ると岸から20mほどのところにガラ藻がビッシリ。人ごとなので「まっガンバッテね。」と言い残して釣り座に戻ります。 ココの左側は確か根掛かりゾーン。多分、アイナメ、カサゴは居るので捨て錘仕掛にして2本投入。 早崎の先端からワンド側は砂地のはず。今日の潮なら急激に流されることもないでしょうから、シモリ周りまで仕掛けを流れに運んでもらうかなとジェット天秤仕掛で2本をこちらに投入。7時実釣スタート。
ここで記者さんが「その帽子はどこのメーカーですか?」と。 (長) 「針メーカーのS社のですけど何か?」 (記) 「誌面広告の関係でまずいんで、コッチの帽子を被ってもらえませんか。」・・・ お仕事大変ですね。でラインメーカーのS社の帽子を着用させられます。 ・ ・ ・ (記) 「アタリは?」 (長) 「ありません。」 ・ ・ ・ 後ろからズーっと見られながらの釣りって結構キツイです。 と8時前に、クックッとカサゴっぽい小さなアタリが。 フッフッフッやっぱりココ一番には強いぜとアワセを入れるも、スカッ・・・・・・・ (記) 「いますか。」 (長) 「いません。」 ・ ・ ・ なんか空気が重いです。 (記) 「○ボじゃ帰れませんので、探ってでも釣って下さい!」 (長) 「今日は投げで決めます。(ちょっと自信なし)」 (記) 「(チ)さんの様子を見てきますんで、くれぐれもよろしく。」 と言い残して、灯台の方へ。(心の中で、ずっと向こうに居て下さいとお願い) 気を取り直して撃ち返してみますが、竿先はピクリとも動きません。 (ル)さん電話にしてみますが、朝一でルアーにスズキが来たけどバレたと。投げはさっぱりだそうです。 (チ)さんもガラ藻の手前しか釣りにならんので厳しいそう。 日が出てあまり時間は経っていませんが、撃ち返しをすると汗をかくほどの陽気。中着を脱いでいると記者さん復帰。 (記) 「アタリは?」 (長) 「ありません。」 と40分前と同じ会話をしていると、8時半すぎに (記) 「アレ?竿先が揺れてません?」 見ると早崎向きに投入している竿にアタリが!竿を手に持って構えるとゴンゴンと手ごたえ。こりゃアイナメです。 (記) 「写真撮るので待ってください。」 ゴンゴンあたってるのに待てませ〜ん。でバシッと大あわせ。良い感じに竿が曲がってますが手前は海藻。引きを楽しんでる間はありません。 超高速巻き(高速巻き比25%増し)で対処。たぶん誌面では右手は確認できないでしょう(意味不明)。 途中、根に食われそうになりますが何とか外れて10mほど向こうで浮きました(何か記者さんが叫んでたような気もしますが)。 浮いたのでゆっくり巻いていると、記者さんが写真を撮りながら、 (記) 「針掛かりちゃんとしてますね。じゃあそっちの岩場にまわって&%$)#’!’&?*!・・・」 でバシャバシャ写真を撮られて、やっと抜き上げOKに。 (記) 「魚を持って笑って下さい。表情が硬いです。もっと笑って。ポーズは%$?&”*+!}・・・」 お仕事ご苦労さまです。 時合いかも知れんのんで撃ち返したいんですが・・・ とりあえず32cmのアイナメゲットです。 p(^〜^)q 針が掛かった状態の魚の写真が欲しいと、まだ撮影されているので竿を三脚に預けておきます。隣のワンド向きに投入していた竿に空アワセのつもりが、「ん?」「なんかいまっせ!」と声をかけますが、夢中で写真撮影の記者さんには声が届かず。 アイナメ、アイナメとニンマリしながら、息を止め超々高速巻き(高速巻き比30%増し)。で浮いてきたのはカレイ! 「カレイでっせ〜」と叫ぶと、何処?ドコ?と記者さんキョロキョロ。 カレイの針掛かりを確認してさっきと同じことが繰り返されます。時合いが済みまっせ〜 アタリがあったんなら、ちゃんと言ってくださいとお叱りを受けますが、アタリは見てないし〜と受け流し。 何はともかく34cmのカレイを追加。 p(^〜^)q (記) 「いや〜良いタイミングで帰ってきてよかった。よかった。」 (長) 「後は好きにしまっせ。」 (記) 「どうぞ。OKです。」 と取材成立宣言をいただきました。 (記) 「後は(チ)さんに良いのを釣って貰えば◎です。」と(チ)さんの元へ。
その後、転流しますが良い感じで流れたのは短時間だけでアタリは出ず。 (チ)さんも藻際でクジメを上げたようですが、大した魚は出ていないよう。 撃ち返しを淡々と続けますが、アタリもなく時間は流れ12時半が近くなりました。 取材も成立したので粘る必要もなかろうと思っていると、記者さんが「(チ)さんもアイナメゲットしました。」 と魚の入ったビニール袋を持ってニコニコと戻ってきました。 ここで納竿とし、記者さんが魚を並べて釣果写真を撮っているのを見ながら、道具を片付けました。 このポイントは根掛りバチバチと思ってましたが、オモリのロストは一つのみで済みました。 (藻に掛かっているのか、針は伸びて帰ってくるので10本以上結び直しました) 釣り画報さん> 今度は爆釣シーズンに取材依頼ください。爆釣シーズンでも外すことはありますけど・・・ 管理人は疲れたので当面取材はNGです。 月例会の結果は(二匹以下長寸ただしスズキ+スズキは除く) 優勝 この時期にカレイ、アイナメを揃えて 管理に〜ん 準優勝 いつの間にか小技も備えた 梅さん 3位 ガラ藻に負けずがんばった チョン投げ師さん でした。
主な釣果(7人で) アイナメ 32、30、28、28、27、26cm クジメ 20cm前後ポロポロ カレイ34cm カサゴ22、21、21cm セトダイ(タモリ)19cm 天気も良く、全員に釣果があり08年は幸先の良いスタートが切れました。 (注)会話の内容は面白おかしく脚色しています。また記憶力の衰えから時刻などは雰囲気で書いている部分が多々あります。 月刊釣り画報さんの記事との食い違いは細かくツッコミを入れないようお願いいたします。 (あちらはメモとカメラを持ったプロですので) 6時出船 納竿13時 中潮 干潮03:20 満潮10:38 干潮16:47(宇野港)
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