6月26,27日 6月度例会(境港一帯)

6月度の例会は恒例になった山陰でのキス狙いです。クラブ大会の審査はキス3匹長寸。
東備大会の方は、キスの総重量の部と長寸の部、他魚の3部門です。昨年までは朝から昼までの大会でしたが、今年は時間が延長され、土曜日の12時から開始で審査時刻が日曜日の11時からと23時間の長丁場となりました。

釣り場は自由ですが、黒潮メンバーは数が出てサイズも期待できる境港の一文字に渡り通し釣りを前提に準備します。
梅雨なので仕方が無いですが、天気予報は雨と強風。前日に船長さんから「荒れそうなんで夜釣りは無理よ。」と連絡が入ります。
どうしたもんだかと思いながら、ルアー名人さん、チョン投げ師さん、管理人の3人は土曜日7時半に岡山を出発。途中エサ屋さんに寄り、チロリ、アオムシ、砂虫、ユムシと購入しますが、こんな大雨の日にこんなにエサを買ってどこ行くのと言った目でみられます。

高速1,000円の期間延長の恩恵を受け、早島ICから米子ICを経由して10時過ぎに中野港到着。
夜はどうするかと話をしながら、とりあえず引き釣りの準備をし船に向かうと、船長さんが、「ちょっと天気が回復したので、前線が通過する時は釣りにならんかもしれんけど、それを我慢できるのなら通しも可能。」と。
てことで、(ル)さん、(チ)さん、管理人の3人は通し釣りを決断。タケちゃん、千松ちゃん、西谷さんは、夕方上がって境水道に行くことにします。

岡山佐伯サーフのお二方と岡山渚サーフのお二方の合計10人で11時出船。
生簀の南側に佐伯サーフのお二人、南端に渚サーフのお二人とタケちゃん、西谷さん、千松ちゃんの5人が降り、(ル)さん、(チ)さん、管理人はその間で降ります。200ぐらい?
開始時刻までたっぷり時間があるので、まずはテントを設営し、次いで置き竿の準備をした後、引き釣りの準備をします。

竹内団地の方から聞こえる12時のサイレンを合図に釣りを開始。まずは置き竿の方にユムシを付けて、外向きに4本チョイ投げ。
次いで引き釣りを開始しますが、この一文字では珍しくアタリなし。いきなり3投連続で素針を引いたので移動することに。
(チ)さんは北向き、(ル)さんは南向きに移動を開始しています。過去に南側で釣った時には、南端付近にキスが濃かっただけで、後は薄かったことから、投げた経験の無い北方向に移動することにします。

1時間ボーズ。2時間経っても2匹と厳しい状況です。海が荒れているので、キスは内側に逃げ込んでいないかと探ってみますが、イトヒキハゼが連で釣れてくるだけ。予定は今日中に50匹超えだったんですが…救いは2匹目が23cmほどの良型だったことだけ。
生簀の方から南へ移動してきた佐伯サーフの小山に状況を聞いてみると、10匹ぐらい釣れているそうですがココでは考えられない不調です。

天気はここまで何とか持ってましたが、雨がざっと降り出します。レインウエアは降りたとこに置いたまま。さて道具を持って戻るか?でもつい先ほど2匹目が釣れたし、小山さんは10匹だしと考え、結局、道具はそのままにして、レインウエアを取りに戻ります。

が、その後もキスの追加はなく、ギブアップして出発点に戻ります。さっき戻っておけば良かった…
北に移動した(ル)さんに電話してみると、北側は少しはマシなようで20匹超え。横に(チ)さんが居るそうでこちらは1投1匹のペースで釣れており、型もまあまあとのこと。

遅まきながら南方向を追いかけてみることにします。その前に置き竿の方のエサをチェックしますが、ユムシは白くなっただけで齧られてもいません。そのまま仕掛けを再投入。キス以外の魚の活性も低いようで夜も暇になりそう。

(ル)さん(チ)さんの横まで一気に移動すると、南端に降りた黒潮メンバーの姿も見えますが、皆さん内向きを釣ってます。「外には何にも居らん。今日はキスは内側に逃げこんどるで〜。」と考えることは同じだったんですが、こちらにしか魚は居ませんでした。
早速、便乗し10匹ほど確保。この3時間ほどは何だったんだろう。

17時頃、(チ)さんが「なんか大きいのが乗ったで〜。こりゃキスじゃないわ。」と逆回転防止レバーをフリーにし、やり取りしてます。
キス仕掛けで大物を掛けたら、ああやってやり取りするのかとメモメモ。
「タモはテントのとこ!」って言ってますが、遠いですわ。サメとかだったらイヤなんで様子を見ていると、見えてきたのはマゴチ。ちょっと走りますかと往復500mのランニング。
普段運動をしていない40歳半ばのおっつぁんが、カッパにスパイクブーツで走ると死にそう。
途中へたばりながらも何とか間に合い、44cmのマゴチ確保。
(チ)さんは「おいしく食べたいけど、今日はキス仕様なんでナイフがないわ。そこの道具箱にはあるやろ。絞めといて。」と。
まあ、1月例会のスズキは掬ってもらったんでおとなしく絞めておきます。
「またお返しに掬ってもらいますから。」

遅れた分を取り返すかと、気合を入れなおして釣りを再開しますが、キスのアタリがパッタリと途絶えます。あれ夕マズメってキス釣れないの?
で18時に引き釣りの部を終了し、テントまで戻ります。コンビニ弁当の夕食を食べながら作戦会議をしますが、雨で心が折れかかり。

なんとか堪えて、夜釣りの部開始します。尺ギス狙いに針サイズを落とし、アオムシを一匹掛けにしますがアタリもなくエサが取られるだけ。(チ)さんはキスそこそこ釣っているので余裕で20時に「寝るわ。」と。
そんなに早くからテントに入っても寝れまいと続けてみますが、セイゴが一匹相手をしてくれただけ。
と外側を魚が走り回って、夜光虫が光っています。スズキ?サゴシ?と慌てて投げ竿にジグを括り付けて投げて見ますが、反応はなく、すぐにどこかに行ってしまいました。コチラもくじけて21時に終了。
Tシャツだけ着替えて就寝。




途中、雨足が早くなったり、風が強くなったり、寒くなったりで何度か目を覚ましますが、3時半まで睡眠をとりゴソゴソ。4時にテントを抜け出します。
置き竿用の1本はジグを付けたままなので、残りの3本を大物仕掛けに変え、昨日と同じようにユムシを付け投入。
そうこうしていると(チ)さんも(ル)さんもテントから起き出して来たので、キス釣り2日目スタート。
早速、昨日良かった付近を目指します。海は昨日みたいに荒れていないので外よりかなと、昨日より南側に50mほど進んだ250付近からスタートしますがアタリなし。



外向きも反応なしで1時間経過。(チ)さんに電話入れてみるとポロポロ釣れているそう。(ル)さんは足元で拾えているみたいです。

あら足元ですかと、力糸までサビいてみると居ましたわ。1色よりこっちは捨石があると思い込んでましたが結構手前まで引けます。
途中、20cm程度のソゲ(子ヒラメ)が釣れますが、ペラペラなので、「お父さんを呼んでおいで〜。」とリリース。
キスはポロポロと拾えはしますが連はほとんどなく、昨日のキスを合わせても40匹程。とても重量の部は挽回できそうにないので大きめにエサを付けて型狙い。
透けて見えるスケールは30cmからなんで23cmほど?


8時が過ぎ、型狙いも厳しいかなと諦めモードになっていたとき1色でゴンゴンと久々のいい当たり。続いてグーンを重い引き込み。こりゃ良型だわと巻き上げにかかるとドンと竿先に重みが!

こりゃキスじゃないですね。昨日の(チ)さんのマゴチが頭をよぎり、逆転防止レバーをフリーにしてやり取り。ハリスはホンテロンの1.2号で無理はできません。

締め込みを何度かかわして、見えてきたのは、久々のヒラメちゃ〜ん。やり取りしながら、徐々に南に歩き、(チ)さんの方に近づきます。ちょっと締め込みが緩くなって余裕ができたとこで「タモ〜〜〜!」

幸いすぐに気付いてくれ、隣の(ル)さんがタモを持って駆けつけてくれます。肩で息してますがサッとタモ入れしてくれ50cmヒラメをゲット。
私の腕では砂浜だったら取れないところですが、堤防で良かった。

キス用クーラーには入りきらないサイズです。あと1時間半で迎えが来るし、キスはあきらめテントのところに戻ることにします。
こちらのスケールはあってますので、取り合えず50cmオーバーです。

食料用に持ってきていた20リットルクーラーにヒラメを仕舞っていると、タッパーにユムシが3ケ残っていたので、まだちょっと時間があるし置き竿のエサを交換しておくことにします。

天気も良くなったので、テントの上にレインウエアとユニフォームを干し、ズボンとTシャツを着替えていると、ジーーーとドラグがなります。すぐに止まったので大したサイズじゃないなと、サッとリールを数回転巻き、オモリの重みを感じたとこでアワセを入れますがスカッ。
ありゃ?ハズしてもーたーとリールを巻いていると、ゴンと魚の感触。反射的に大きく追いアワセを入れるとドーンと乗りました。続いて今まで経験したことのない重量感で突進が始まります。
こんなサイズは想定してなかったんでハリスはフロロの6号。ドラグをちょっと緩め走らせます。幸か不幸か竿はEXなんで無茶苦茶に曲がってますが、魚のアバレを吸収してくれます。
沖でバシャシャとエラ洗いしている姿で結構なサイズの魚体が確認できましたが、タモが…。
(チ)さんがテントの中にタモの柄があると言ってましたし、自分のバッグの中にはタモ網だけは入っています(なぜ網だけ?)。

なんとか組み立てるか、それとも電話で応援を頼むかと考えながらやり取りしていると、南方向から(ル)さんが帰ってくるのが見えます(映画でヒーローが煙の中から登場するシーンのように後光が射して見えました)。大声で「タモ〜〜〜!」と叫び、また(ル)さんに走っていただきます。

なんとか浮かせますが、(ル)さんが掬ったのは天秤。慌てたスズキさんはまた凄い勢いで走り出します。(何やっとんねんと怒鳴りそうになりますが、ココはこらえてなるべく冷静に)
「遊動天秤なんでこのまま走らせますわ。」と言い、再度浮かせて、無事タモ入れ成功。
ホッとしてると、「道糸を緩め〜。完全に入らん。」と(ル)さんに言われ、やっとタモの奥に。

こりゃ70cmは余裕でオーバーしてます。自己記録更新で喜んで記念撮影をしていると、なんか後ろでジーーーと音がしている気がします。
「また来た?」と後ろをみると、「何を寝言を言っとんなら!」と(ル)さんも(チ)さんも相手にしてくれず片づけを開始します。

聞き間違えかなと竿を手に取ると、やっぱりリールがジ〜〜〜!
こっちの竿もフロロ6号ハリスですが、一匹獲っているので少し余裕もあります。冷静にアワセを入れると、ドーンと乗りました。手ごたえはスズキっぽいですが、良い重量感で底から離れません。これまた結構良型のよう。

底には大した障害物もないので、無理をせず引きを楽しみながら浮かせます。今度はさっきのよりちょっと短めなんでタモにすっぽり。
こちらも70cmはありそうですが、良く太ってます。取り合えず2本持って記念撮影しますが重い。

20リットルのクーラーにスズキ2本は入らないので、(チ)さんの30リットルクーラーに1本入れてもらい、大満足で納竿としました。

東備大会は、長寸の部では境水道で尺キスも出ていました。重量の部では、チョン投げ師さんが優勝、西谷さんが準優勝。
他魚の部で管理人が優勝をいただきました。

チョン投げ師さんの釣果です。

で、月例会の結果は、キス3匹長寸で上位3名が70cm越え
 優勝  完全復活!先月の準優勝に続き 西谷さん
 準優勝 タケちゃん
 3位  チョン投げ師さん
でした。


主な釣果(6人で)
キス28cm、25〜23cm6匹、22〜20cm30匹、それ以下いっぱい
スズキ81cm、74cm  ヒラメ52cm  マゴチ44cm


潮汐
26日大潮 満13:20 干20:50
27日大潮 満04:22 干07:37


いや〜今期から投入のキャスティズムでヒラメに、初使用の旧スピンパワーEX−T2本でスズキ2本と出来すぎの釣行でした。
毎度の帳尻あわせで、サッカー本田圭佑選手風に言うと、これもある意味「持ってるな」ってことでしょうか?(ビッグマウス)
トップへ
トップへ
戻る
戻る