牛窓の紹介

日本のエーゲ海(注1)と呼ばれる牛窓(うしまど)は、岡山県の南東に位置し、牛窓伝
説に名前を由来します。

神功皇后が三韓征伐に向かい牛窓沖を航行しているとき牛鬼が行く手を阻みました。その
時、住吉大明神が現れ、牛鬼を投げ飛ばし退治したとされており、牛転び(うしまろび)
が訛り牛窓(うしまど)になったと言われています。
 牛窓諸島は大きくは、前島、青島、黄島、黒島の4つの島からなり、いずれの島も潮通
しが良く、南向きに好ポイントが連なります。

 超大物は少ないものの魚影は濃く、イシモチ、スズキ、キス、カレイ、アイナメ、クロ
ダイ、ベラ、ノドクサリ(メゴチ)、マダイ、マゴチ、ヒラメ、ウシノシタ、アコウ、カ
ンダイのバッチサイズ(注2)が狙え、中でもイシモチ、スズキは毎年Dランク(注3)
魚が仕留められています。

 豊富な魚種からもわかるように、海底は変化に富んでおり、釣り場によっては根掛かり
対策が必要です。

 イシモチには、チロリと青虫のミックスがけ。スズキ他には本虫と青虫のミックスが良
く用いられます。またコウジ(ユムシ)、カメジャコなどを使っても良いでしょう。
 アカエイ、トビエイ、スナメリ(小型鯨)といった大型の生物も生息しているため、竿
を飛ばされないよう尻手ロープは必須です。
前島はフェリーで渡ることも可能ですが、ほとんどのポイントが急な山道を降りる必要が
あり、荷物の多い投げ釣りでは渡船利用の方が良いでしょう。牛窓諸島では渡船利用の投
げ釣り客も比較的多く安心して利用できます。

「まとこ渡船」「しおかぜ渡船」「いわつばめ渡船」が磯渡しをしてくれます。要予約。
料金は一人\2,500ぐらい。

渡船乗り場はホテルリマーニの東側に「まこと渡船」「しおかぜ渡船」。西側に「いわつ
ばめ渡船」
一番大きな島が前島、右の細長い島が青島、その左下が黄島、前島の左が黒島です。
じっくり見ると伝説の牛鬼が見えて来るかも?

牛窓へのアクセス
 関西方面から
  山陽自動車道 備前(びぜん)IC→岡山ブルーライン蕃山(しげやま)IC→
  邑久(おく)IC  邑久ICより約7km
 広島方面から
  山陽自動車道 早島(はやしま)IC→国道2号線→
  岡山ブルーライン君津(きみつ)IC→邑久(おく)IC  邑久ICより約7km

牛窓諸島の地図


注1;地中海性気候に近く、オリーブの栽培がさかん、ヨットハーバーなどの景観より。
   海がエーゲ海のようにキレイっていう意味ではないようです。
  (本物のエーゲ海ってキレイなんですか?)
注2;全日本サーフでは魚種ごとにサイズ(長さ)の基準を決めており、基準以上の魚拓
    を提出するとバッチがもらえることから、基準以上の魚をバッチサイズと言いま
   す。
注3;上記基準にはA〜Dのランクがあり、イシモチは50cm以上、スズキは70cm
   以上がDランクになります。

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