今回は東備地区の交歓大会と兼ねた月例会です。 東備大会はマダイ、クロダイ、イシモチ、大きな大物(スズキ、ヒラメ、マゴチなど)、小さな大物(キス、カサゴなど)の5部門で、前3つが本賞で賞品が良いです。 岡山協会ではイシモチの魚拓ダービー(期間中の魚拓枚数、長寸で表彰)も開催されているので、狙いはイシモチ(ニベ)です。 3日12時に実釣開始のルールですので11時出船で渡船王さんに予約をお願いしますが、「朝に小豆島へ行ったら昼過ぎまで牛窓には帰らんよ。」との返事(こんなところに原油高騰の影響が!)。で13時に予約。
大会当日 待ち合わせ時刻が近づき、道具を積み込む準備をしていると、お隣さんから「白身魚が欲しい」とオーダーが入ります。これでイシモチは何匹釣ってもOKです。 そうしているとルアー名人さん登場。 (ル);「アオムシは2千円で足りるんか?」 (長);「ハァ?3千円頼んだでしょ!」 (ル);「まあ行きがけに追加せーや。ユムシも小指サイズなんで買わんかったで〜」 エサ切れで釣らさないつもりですか? (-_-メ)
チロリもお願いしてましたが、こっちは大物釣りには最高の極太チロリですし、パーライ
トのサービス付きで感謝です。 (^_^) 釣りエサ十八番(地元のエサ屋さん)で追加のエサを購入して牛窓(うしまど)へ。 今回は4名が出船。3名は仕事の都合で地磯から釣り予定でしたが、渡船に乗らないはずの千松ちゃんがふらっとやってきます。「なんしょん?」(注1)って言われますが、そちらこそ「なんしょん?」ですがな。通りかかったら姿が見えたそうです。 出船時刻が13時に変更になったことを伝えると「なら乗るわ!」ってことで救命胴衣を渡船王さんに借りて渡船組5名に。「この救命胴衣は新品ですから」と渡船王さんのジャブに続き、「座布団にしたらだめぞ」「枕もあかんで」とメンバーからワンツー。 チョン投げ師さんは先月いい思いをした黒島へ。他のメンバーは先客あり等でだーれもポイントが決まってません。今回もあーでもないこーでもないと言いながら、船は黒島へ。 管理人は渡船王さんの「今朝はルアーでスズキがでました!」の一言で黄島大角(おおかど)に決定。他のメンバーも悩んだ末に、西谷さんとルアー名人さんは中崎。千松ちゃんは前島大谷に決めました。
竿を出していると中崎に大荷物で引越ししている人がいます。また35リットルクーラーを持ってきた(ル)さんがポイントまで移動中。磯場を3往復したそうです。(笑)
南向きに大物仕掛けで2本だし、西向きにはキス仕掛けで2本投入します。
1投目から西向きの竿に反応がありキスとチャリコが。その後もポロポロと20cm弱のキスと25cm前後のチャリコが釣れてくるので、しばらくオカズ釣り。 一方、南向きの竿には何も掛かりませんが、エサは取られるので撃ち返し続けます。 こんな状態のまま3時間ほど経過。日差しでクラクラしてきました。ボーっとしながらキャストすると、振り止めたところでゴゴン!という衝撃とともにパチーン!バラバラって???エッなに? ロッドが… 穂先が折れて、元ガイド以外のガイドが全部吹き飛んでしまいました。なけなしの金をはたいて買った大切な竿なのに…… 道糸がパーマしてガイドを弾いたのでしょうか?でも絡んだ道糸は見当たりません……… 完全に戦意喪失。 (°〇°)アゼーン (ル)さん、(チ)さんから続けて電話が入り、竿を折ったことを伝えると、「大角は4本出したら、大物とは勝負できんで〜」などと激励?の言葉をいただき、まあ保険で何とかなるかと開き直り、釣りを再開します。 と、南向きの竿のドラグが、ジャー…ジャー…と断続的になります。クロダイ?しばらく食い込みを待ちますが、アタリは続かずスカ。ケッ!今日はツイてない。 20時になり潮が緩んでくると、また南向きの竿がモゾモゾと動いてます。アナゴかと思いながら、アワセを入れると何か大きいのが乗りました。根掛り?でもリールを巻くとゆっくり寄ってきます。 10回転ほど巻くと、いきなり突進をはじめました。竿を伸される寸前でドラグを少し緩めると、ギャーーーーとドラグが激しく唸ります。こりゃエイですね。 ちょっと遊んでもらいましょうとやり取りしますが、かなり大型のようでグングン走られて良いように遊ばれます。4回ほど走られたところで岩に巻かれそうになり、高切れを嫌って、逆転しているスプールを手で押さえると力糸が飛びました。 その後、立っているのが辛いほど風が強くなり、シブキもかかり出します。風に耐えながら、チャリコとアナゴをポロポロと拾っていると、ゴンといい当たりで待望のイシモチ(ニベ)が。でもちょっと小さいです。28cm程。
23時過ぎに風に負け寝ることにしますが、風が強くてテントが張れません。シブキがあるのでテント無しじゃ寝るのも辛そう。なんとか風の弱い場所を見つけテントを張りますが、人間は石の間。もちろん寝返りは打てません。 ・ ・ ・ うつらうつらしていると、携帯が鳴ります。「なんしょんなら?もう4時で!早よ釣らにゃ!」(注2)と(チ)さんからモーニングコールです。「オッ!アタリじゃ。ほな、がんばれよ。」って電話を一方的に切ります。なんで朝からそんなにハイテンション? 少し風も弱まっているようなので釣り開始。昨晩と同じでアナゴとチャリコをポロポロと釣っていると。ジーー…ジーーとゆっくりとドラグが鳴ります。がコレも後が続かずスカ。まっコイツは小物ですよ。多分… その後アタリが遠のきますが、エサは相変わらず取られます。7時になり、エサの残りが寂しくなってきたなと思っていると、来ました! ギュ〜〜〜〜〜ンってドラグが長ーく唸ります。ハヤル気持ちを抑え待っていると大きく糸がふけます。ヨシ!と竿を取り20mほど巻いたところで初めて手ごたえがあり、ゆっくりと大きく合わせを入れるとグーンと竿が大きく弧を描きます。 が、先ほどハリス4号、丸セイゴ13号仕掛けに落としたのを思い出します。手ごたえからすると50cmオーバーのスズキ。こりゃ苦しいかな? いつもなら焦るとこですが、なぜか今回は冷静。あそこにシモリがあるのでコッチに走らせ、あの岩の横に浮かせれば取れる。と取り込みパターンを頭に描けきます。締め込みをかわしながら、巻き取っているとバババーン!と海面を割ってエラ洗い。浮いたらコッチのもんです。そのまま一気に寄せて、岩に持たせ掛け、タモ入れ完了。皮一枚掛かってるだけでした。 手尺で60cmのスズキ。久々の大物です。絞めて丁寧にクーラーへ。確か昨年のこの大会は59cmのスズキで大きな大物の部7位でした。今日は4日だし〜4位で飛び賞のクーラーいただき?と勝手な想像を膨らませ、一人でニヤニヤ。
もう一度軽くドラグを鳴らすアタリでチャリコを追加したところでエサ切れとなり、お迎えには時間がありますが納竿としました。
帰港すると今回も月刊釣り情報の記者さんが。一応今回は私が取材を受けました。スズキは紹介するには忍びない細仕掛で釣ったので、ニベ、チャリコを釣った方の仕掛けを答えときました。
東備大会の検寸は11時〜11時半です。
検寸担当で店開きの(ル)さんのお隣にはレッドサーフのPROSKYERさんが座り、掲示板で話題のタングステン天秤の話で盛り上がります。 で東備大会の表彰式です。 並べられている商品をみると… アレ?クーラーが3個?アッ!飛び賞は本賞だけですか?残念。 黒潮メンバーは参加7名中6名が入賞。主な順位は、イシモチの部で3位タケちゃん(またまたクーラー前後賞)。4位ルアー名人さんでまたクーラーをゲット。 昨年までクーラーが全然当たらなかった黒潮メンバーですが、(チ)さん1個、(ル)さん3個と荒稼ぎ。(コッチにゃ回ってきませんけどね) 大きな大物の部では、スズキはほとんど出ておらず、管理人が優勝してしまいました。たまにはいいですよね、こんなことがあっても。 諸先輩方を差し置いて、全日本サーフの40周年記念誌のポイント紹介にも載ってしまったことですし、少しは実績を上げとかんとね…
一方、黒潮サーフ月例会の方は
優勝 エッ?また?のチョン投げ師さん
準優勝 久々の入賞 管理人 3位 やっぱりキチンと釣ってました 西谷さん
釣果(7名で)
スズキ62cm 49,44,43cm イシモチ(ニベ)45,43,42cm 40cm〜30cm 8匹 マダイ30〜24cm 7匹 クロダイ30cm ウシノシタ28,27cm キス25〜18cm10匹 ベラ、カサゴ ポロポロ
今回の教訓
人間万事塞翁が馬(高校の授業で習いましたね。) タックルの取扱いは丁寧に(竿を折ったのは私が悪いんです。多分) 来月は岡山佐伯サーフさんと庵治沖の磯で秋のマダイ狙いです。
13時30分出船 納竿9時30分 検寸11時〜11時30分
3日 大潮 満潮10:36 干潮16:56 満潮23:33 4日 大潮 干潮05:42 満潮11:08(宇野港)
(注1) 岡山弁;何をしているの?の意
(注2) 岡山弁;何をしているんだ?もう4時だぞ!早く釣りをしろ!
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